男性の不妊治療についての質問のまとめ

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「男性の不妊治療ってどんなものがあるのか?」「女性の不妊治療は、なんとなくイメージはあるんですが・・・」不安のお声をカウンセリング中にいただくことがあります。

そこで男性の不妊治療についてまとめました。

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ここはしっかり男の甲斐性を魅せる時!


不妊治療は専門の病院に行くことが重要です

不妊専門の病院では、不妊の知識や技術などに特化した医師やスタッフがいるため一般の婦人科や泌尿器科ではわからなかった不妊原因にも広く対応してくれる場合があります。また設備や患者の心理に配慮してくれる体制が整っていることもお勧めできる理由です。最近では男性不妊専門の医師も有名になってきています。

男性の不妊治療は大きく分けると3つ

  • 性機能障害
  • 軽度~中等度の造精機能障害
  • 高度の造精機能障害・無精子症

性機能障害

投薬や人工授精が治療の主となります。
射精時膀胱に精液が逆流する症例(逆行性射精)の時に抗うつ剤が処方されることがあります。また勃起障害(ED)には心のケア(カウンセリング)やバイアグラなどの処方をされます。またその次に人工授精を検討します。

軽度~中等度の造精機能障害

中等度までの男性不妊には体のコンディションを保つことや精索静脈瘤がないかどうかの検査も必要です。以下の三つをチェックしましょう


①内科的治療
②人工授精
③精索静脈瘤

①内科的治療
生活習慣の見直し(肥満や喫煙、アルコールの過剰摂取など)や生活習慣病(糖尿病など)の改善に取り組みます。また脳の視床下部や脳下垂体の機能不全により精巣機能が十分に働いていない場合には薬物療法にて劇的な精液所見の改善が見込めます。

②人工授精
夫から精液を採取し、元気なものだけ残し直接妻の子宮内に注入する方法です。人工と名がつくものの、自然妊娠と流れは一緒なので費用も体外受精などに比べると安価で受けやすい治療と言えます。

③精索静脈瘤がある場合はその手術
精索静脈瘤があると精液所見の悪化が見られます。ただ自覚症状としてはほとんどないので、男性不妊専門クリニックや泌尿器科でチェックすることが必要です。日帰り手術で精液所見の改善が見込めます。

高度の造精機能障害・無精子症

男性の高度な不妊治療は精巣精子採取術と顕微受精が中心です。以下の三つをチェックしましょう。


①精巣精子採取術(シンプルTESE・マイクロTESE)
②精路再建手術
③非配偶者間人工授精

①精巣精子採取術(シンプルTESEとマイクロTESEがあります)
シンプルTESE
陰嚢の皮膚を小さく切開し、精巣組織の一部を採取し精子をその組織から探します。精子が確認されれば顕微授精に使用します。閉塞性無精子症の症例で精路再建術が困難もしくは不成功であった時に行います。

閉塞性無精子症の場合は精巣の中での精子形成に問題ないため精子の採取がほとんどの場合可能となります。

マイクロTESE
顕微鏡下精巣精子採取術といいます。非閉塞性夢精子症の場合、精巣内の精子形成が極度に障害されていることが多いため、陰嚢の皮膚切開から精巣を体外に出汁、顕微鏡を用いて精子形成のある場所を探し出し精子の採取を試みます。

非閉塞性無精子症の場合は、この方法を用いても精子を採取できないこともあります。

②精路再建手術
精子の通り道である精路に閉塞がある場合その部分を取り除いて精路を再建します。精路が再建できれば射精精液中に精子が認められ自然妊娠が可能となります。閉塞部位によって方法が異なり以下の通りです。

精管精管吻合術
パイプカット術後や鼠径ヘルニア術後など、精管の閉塞が原因で無精子症の場合用いる手術です。

精管精巣上体吻合術
精巣上体炎症などにより精巣上体での閉塞が原因で無精子症の場合に用いられる手術です。

射精管解放術
前立腺嚢胞などが原因で射精管に閉塞がある場合に用いる手術です。


閉塞性無精子症は造精機能自体に問題がないので、精路の通過障害が解除できれば精液量や精液所見の改善が大いに期待できることが多いのです。
ただ男性不妊は約90%が造精機能障害です。精子を作り出す機能自体に問題があり、精子をうまくつくれない状態です。そこからどのように精子を回収するかという事が男性不妊の重要なこととなります。

③非配偶者間人工授精
精巣精子採取術を行っても精子を採取できない無精子症などで、治療を行っても妊娠に至らない場合に、ご夫婦の強い希望があれば非配偶者(夫以外の提供者)の精子を用いた人工授精を考えることができます。

ただ遺伝的なつながりが子供と夫にはなくなるということや、その事実を子供に伝えるかなどの問題もありどの夫婦にも勧めれる治療法ではありませんので、専門医に相談して慎重に検討しましょう。

不妊治療や検査に関しては抵抗はあるが前向きに考えてくれる男性も多数

不妊治療は女性だけがするものではないとわかっていても「自分に原因があるとわかるのが怖い」「恥ずかしい」などの抵抗感があるようです。もちろん女性も同じだと思いますが、決めると女性の方が不妊治療に積極的にできる方が多いとも感じます。
ただ男性の不妊治療においても重度であれば結局顕微授精などの方法をとることが多いので女性に負担がかかる事が多くなります。
抵抗は感じつつも頑張っている妻夫としての責任感、または信頼できる医師やカウンセラーの説明を受けて前向きに自身の不妊治療を考える男性も多くなってきているのも事実です。

男性不妊の場合は特に正しい知識と互いの思いやり

男性不妊の場合は重度の不妊の場合は病院での不妊治療が必要な場合が多いです。手術が必要な場合もあります。スムーズに不妊治療に取り組めるように男性側の正しい知識や良好な夫婦関係が重要です。まずは医療機関での二人での検査や医師の診断や説明を受けるようにしましょう。
二人で一緒に正しい知識や現状を知っていくようにしないと、妻だけが焦って不妊治療を男性にすすめるとうまくいかない場合があると思います。
また互いに対しての気遣いや思いやりも十分誤解がないように気をつけていく必要があります。

まとめ

男性不妊はかなり広く認知されるようになってきましたが、いざ自分の事となると行動できなくなる事もあるかもしれません。メタボリックシンドロームのや喫煙、飲酒ような生活習慣が性機能や精子に影響している事も男性の場合は多いです。女性と比べ男性は重度の不妊理由がシンプルな場合も多いので(ED、造精機能障害、精路通過障害など)、不妊治療がどうしても必要な場合も多くあります。
放置して年月が経ち女性側の年齢によるリスクを上げる事(高齢になることによる妊娠率の低下など)を避けるために、必要な検査や不妊治療のタイミングを失わないようにしましょう。

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